掃除に対してどうしてやる気が出ないのか
掃除に対するやる気が出ないのは、いくつかの心理的な理由が考えられます。以下にその理由をいくつか挙げましょう。
時間がかかると思ってしまう
汚れをためてしまうと、そのボリュームに圧倒されてしまい、どこから手をつけていいかわからなくなることがあります。
また、掃除してもすぐに汚れてしまう、何度も掃除しないといけないと、掃除が億劫になる人も多いでしょう。
汚れから目をそらしていると、掃除に時間がかかってしまうのは明白です。
例えば、5分間だけやってみる、楽しい音楽を聞きながらやってみるなど、自分なりの工夫をすることが大切です。
気分や体調
疲れていたり、ストレスを感じていたりすると、掃除を始めることが特に困難になることがあります。
また、日常生活に掃除を組み込む習慣がないと、やる気が出にくいです。
そうなると、部屋の掃除に対してモチベーションが上がりません。
部屋をきれいにしたいのであれば、小さな一歩から始めてみるとより掃除に取り組みやすくなるでしょう。
掃除の仕方がわからない
掃除の習慣がない人は、汚れをそのままにして手が付けられなくなっているケースが考えられます。
また、掃除道具や洗剤について知識がないため、掃除をしようと思っても行動に移せず、やる気がなくなってしまう原因の一つです。
掃除の仕方を知っておくことは、掃除に対するやる気を出すポイントとなります。
掃除を始めるきっかけを作るには
掃除のやる気を出すための方法は人それぞれですが、気分を上げて掃除に取りかかりやすくするための一般的なアイデアをいくつか紹介します。
音楽を聞きながら掃除する
掃除を始める前に、やる気を引き出す環境を整えるのが良い方法です。
音楽は気分を盛り上げる効果があるため、お気に入りのアーティストの曲をかけることで、やる気がわいてくる可能性があります。
掃除グッズも最新のものを揃え、テレビやネットで話題のアイテムを取り入れてみるのも一つの方法です。
自分の部屋で新しい掃除方法を試すことで、作業が楽しくなるでしょう。
効果の大きい場所から掃除する
掃除をすると、誰かに褒められたり気づかれたりすると嬉しいものです。
洗面所や玄関などは、すぐに変化が分かる場所ですので、積極的に掃除していきましょう。
人に褒めてもらうのはもちろん嬉しいですが、自分の住環境がキレイになることで気分も明るくなります。
もちろん、見えにくい場所の掃除も大切ですが、最初は変化が分かりやすい場所から始めて、段々と掃除の楽しさに慣れていきましょう。
また、掃除の前と後でどれだけ変わったかを写真に撮ることで、目に見える成果を得られ、モチベーションが上がります。
掃除用品を新調する
掃除をするのが楽しいと感じるためには、優れた掃除アイテムが役立ちます。
例えば、布団クリーナーをご存知でしょうか?
通常、布団のお手入れはカバーを洗濯し、布団を干すといった手順が一般的ですが、布団クリーナーは掃除機のように使って簡単にゴミを除去できます。
初めて使用する際には、その取れるゴミの量に驚くかもしれません。
天日干しでは取りきれない微細なゴミも吸引してくれるため、定期的に使用したくなるでしょう。
これは一例に過ぎませんが、日本中にはさまざまな便利な掃除グッズが揃っています。
これらのアイテムが使い心地よく、「楽しい!」と感じることで、掃除が好きになるかもしれません。
友人を呼ぶ
部屋が少し散らかっていても、思い切って友達を家に招いてみましょう。
他人に自分の部屋を見せる予定がないと、部屋を整理しようという気になりにくいですよね。「他の人に見せるわけじゃないから別にいいや」と考えがちです。
しかし、友人を家に招く計画をすることで、その日までにピカピカにしたいという外部からのプレッシャーが、動機づけになります。
ただし、友達がすぐに来るからといって、急いでゴミをクローゼットに押し込んでしまうのは逆効果です。
友達を招く際は、余裕を持って少しずつ片付けを進めることがポイントです。
報酬を設定する
部屋の片付けにやる気が湧かないと感じるなら、ご褒美を用意してみましょう。
片付けても直接的なメリットが見えない場合、モチベーションが上がりにくいものです。しかし、自分でご褒美を設定することで、片付けが楽しみになります。
・お菓子を食べる
・ビールを飲む
・好きな映画を観る
これらのご褒美を設定することで、片付けがやりがいある活動に変わり、モチベーションもアップします。
タイマーを設定する
タイマーを使って「5分だけやる」と決めてみると、始めやすくなるでしょう。スタートが肝心です。
掃除を始める一歩が一番ハードです。小さな範囲から始めて、例えばテーブルの上やトイレだけに集中してみましょう。
一か所でも掃除が終わったら、それを目標達成と捉え、満足感を味わいましょう。
目に見えるキレイな成果と達成感は、次なるモチベーションにつながります。
試行錯誤しながら、自分にとって効果的な方法を見つけてみてください。
掃除へのモチベーションをキープしたいなら習慣化しよう
掃除のモチベーションを保つためには、掃除を習慣にすることがおすすめです。
休日に一度に大掛かりな掃除をするパターンでは、時間と体力の消耗が伴い、やる気を維持するのが難しくなります。
どうすれば手軽に掃除を習慣にできるか、その方法を見ていきましょう。
出しっぱなしにしない
掃除を日常の習慣にする方法には、出したものは元の場所に戻すことを意識することがあります。
部屋が散らかっている人は、一度出したものをそのままにしてしまう傾向があります。
その状態では、どこから物を出したかわからなくなってしまい、片付けることができなくなってしまいます。
掃除のやる気を持続させるためには、物の定位置を決めて、自分自身に出したものは必ず元の場所に戻すというルールを徹底することが大切です。
掃除道具は動線に沿った位置に配置
道具を活用する機会はあるものの、使い方を誤ると効率が下がり、継続するのが難しくなることもあります。
そこで、掃除を行う際は、動線を考慮することが重要です。日常の動線に沿った位置に掃除道具を置くように心がけましょう。
掃除を始める前に道具を取るのではなく、掃除のスタート地点に道具を置いておきます。そして、掃除を終える際には、再びスタート地点に戻します。
こうすることで、次の日も同じように掃除がしやすくなります。この流れを繰り返すことで、徐々に習慣化していくことができますよ。
習慣化するまでは意識し続けることが大事
「整理整頓をしよう」「このタイミングでリセット作業を行う」といったことは、最初は意識的に行わなければなかなか覚えられないかもしれません。
しかし、少しがんばってみましょう。習慣にするまでには、時間がかかるものです。体が自然と動くようになるまで、諦めずに取り組んでみてください。
また、習慣は常に改善する必要があります。思いついたら、どんどん新しい方法を取り入れていきましょう!
トイレは毎日掃除をする
トイレは短い時間でも毎日清掃することを心がけましょう。
少し汚いからといって、トイレ掃除を嫌う人も多いですが、毎日ちゃんと掃除をすれば、汚れることはありません。
掃除と言っても、トイレブラシで便器をこすったり、拭けるシートで便座をふいたりするだけでも十分です。
この程度のことであれば1〜2分で済みます。トイレの掃除を毎日行う人は成功するとも言われているので、積極的に行いましょう。
キッチンはサッと拭きとる
使い終わった後は、シンク周りに飛び散った水を布巾でさっと拭き取りましょう。これによって、水垢の防止になります。
何かこぼしてしまった場合でも、すぐに拭き取れば手間はかかりません。
何としても「即座に拭く」「使い終わったら水分を残さない」このことに集中しましょう。
リビングはついでに掃除
リビングルームは利用する際に片付けるよりも、使っている間に掃除をするのが一番です。
モップやほこり取りを手の届きやすい場所に置いておき、髪の毛やほこりを見つけたらすぐにさっと拭き取りましょう。
1日の中で長い時間を過ごすのがリビングルームなので、きれいに保ちたいところです。
テレビを見ながらほこり取りをする習慣を身につければ、気になる汚れも少なくなるでしょう。
掃除の習慣化を行うポイント
掃除を習慣化するにはポイントを押さえることが大切です。
リストアップしてみる
部屋が乱雑だと、何を始めれば良いのかわからなくなることがあります。掃除の前に、掃除する内容や使用する道具、かかる時間、掃除の頻度などをリストにまとめておくと効果的です。
リストを確認するだけで、迅速に掃除に取りかかれます。これにより、時間の負担が軽減され、やる気が湧きやすくなります。
リストを作ることで、掃除の頻度などが明確になり、掃除の習慣化につながりやすくなるでしょう。
すき間時間を使う
掃除を習慣化する重要な要点のひとつは、すき間時間を有効活用することです。
朝の5分だけ掃除する、寝る前にトイレだけ綺麗にするなど、掃除のためにしっかりと時間を確保するのではなく、日常生活の中で発生する些細な時間を掃除に利用しましょう。
少しずつ掃除の時間を作ることで、時間や体への負担が少なくても部屋がきれいになるため、掃除に対するイメージが良くなり、徐々に苦だと感じなくなっていきます。
がんばりすぎない
一度に多くのエリアを掃除すると、その後の掃除に対してやる気が減退することがあります。
掃除をがんばりすぎず、負担の少ない短時間で行える掃除方法を習慣づけて、少しずつ進めていきましょう。
また、掃除道具を洗ったり片付けたりすることが面倒くさく感じると逆効果です。
使い捨ての掃除用シートや、振りかけるだけで効果がある洗剤など、手間をかけずに使えるアイテムを活用してみてください。